熊本メロン

メロンの里 菊池市七城(しちじょう)町


熊本県の北部に位置し、美しい水と、肥沃な大地に恵まれた菊池市七城町。
町のシンボルでもあるメロン型の建物が一際目立つ「七城メロンドーム」では、
お客様が、今か今かと、その日を待ちわびるお目当ての商品があります。
〝肥後グリーンメロン〟です。

肥後グリーンメロンの魅力は、何と言っても高い糖度
の甘さは、マスクメロンを凌ぐと言われています。
また、見た目は、綺麗な球体ではありませんが、大玉で翡翠色と評される美しい果肉に魅了されます。

今では、県内外からのお客様からも愛される〝町の至宝〟となりましたが、
ここにたどり着くまでには数々の苦難がありました。


道の駅七城メロンドーム。メロン型の屋根が特徴

七城メロンの歴史


七城町のメロン栽培の歴史は古く、昭和8年6月に七城町在住の有働貫一氏(当時16歳)が単身ドイツへ研修に赴き、
現地での先端技術を学び、帰国後ガラス温室棚上栽培による「アールスメロン」の青肉と「サットンスカーレットメロン」の赤肉栽培をしたのが始まりと言われています。
当時は、化学肥料など無く、油粕、魚粉、骨粉を使用した、堆肥を作り、農薬は一切使用せずに栽培されていたそうです。

古くから栽培されていた割に、余り知られていないのは、
当時は、一般庶民には、とても手が出せない高級果実だったからだと言われています。

戦後しばらくして高値の花だったメロンが大衆化されると、昭和38年に七城町でもメロンの出荷組合が結成され、
県内初となる1玉1kg程度の小玉で香りが強い「プリンスメロン」の栽培が始まり、
初収穫の際は、大型トラックを複数台チャーターし大阪中央卸売市場に売り込みに行ったそうです。

この頃から、熊本県内では、メロンの生産地として名を馳せていましたが、
全国的には知名度が低く苦難の時を迎えることになります。

メロンの歴史
昭和8年6月 熊本県下で最初に栽培されたガラス温室棚上栽培によるメロンと有働貫一氏

苦難の時


メロンの栽培が盛んになり、多くのメロンの出荷が可能になると、
大きな壁にぶつかる事になります。
「売り先が見つからない・・・」
県内での知名度は高くなったものの、全国的には知名度も低く、
高値で取引できるどころか、買い手が付かない事もしばしば・・・
「このままメロンの栽培を続けようか?別の作物に鞍替えしようか?」
そのような葛藤を抱えながら、生産者は、歯を食いしばり、
「売り先を探す事も大事だが、まずは誰もが美味しいと思うメロンを作ろう!」
とメロン作りの継続という道を選ばれました。

現在では全国的に知名度が高くなり、七城産メロンは高値で取引されています。
その原点は、苦難の時でも〝美味しさ〟を追求し続けた先人たちの熱い想い
あったからなのだと感じざるを得ません。



新たな目標


「決めたからには、とことんやるぞ!」
と日夜良質なメロン作りに取組む生産者の想いとは裏腹に
メロンの売れ行きは一向に好転しない・・・そんな暗いムードの中、一筋の光が差し込みます。

「黒いダイヤ」と呼ばれる石炭を採掘する炭鉱の町から
「赤いダイヤ」と評される夕張メロンを一大産業としたメロンの町へと
様変わりし成功を収めた夕張のニュースでした。

その日から「北の夕張、南の七城」を合言葉に、生産者は、新たな目標を定めメロン作りに没頭されていきました。



転機到来!


苦難の時でも成功を夢見てメロン作りに没頭した生産者へ追い風が吹きます。
熊本の風土をゆりかごに育成された新品種『肥後グリーン』の誕生です。
糖度は16度以上。ものによれば17度18度にもなる。」と評判になり、
注目を浴びるようになりました。

この転機を切っ掛けに更に追い風が吹きます。
平成7年に『道の駅 七城メロンドーム』が開業。
これを機に、品質にこだわり選定した商品のみの販売に着手し、
積極的な県内外への販売促進活動を積み重ねた結果『メロンと言ったら七城産メロン』が定着するようになりました。



地域ブランドとして


「七城産メロンはおいしい」との噂が口コミで広がっていく中、
七城メロンドームでは、『このおいしさを数値化し、より良い品物を
お客様に提供できないか?』
と検討を重ね、
平成11年4月から『糖度測定機光センサー』を導入。
『糖度14度以上』『見た目も秀品、優品以上』のメロンのみを販売する事で
〝何となく甘い〟ではなく〝本当に甘い〟とのお墨付きを得て
『七城産メロン』は更に高い評価を受けるようになり、多くの人を魅了する
地域のブランド
として確立しました。

今では、生産者自らが自分の手掛けたメロンをお客様と対面方式で販売するのも
七城メロンドームの風物詩となり「甘くて美味しいメロンを安心して選べる直売所」
として、自宅用のみならず、贈答用としても、七城メロンを求めて県内外から多くのお客様が足を運ばれます。
七城メロンドーム選果場の様子。糖度センサーによって厳しくチェックされます。

更なる高みへ


多くの方に愛され、地域ブランドとしても確立し、
ようやく先人から受継いだ技術と知恵が認められた今でも、
生産者の皆さまは、先進地研修、種苗会社での研究会などに積極的に取組み
「もっと美味しく美しく」を追求されています。

〝日本一のメロンの里〟

新しい目標を胸に更なる高みを目指し、今年もメロンの出荷の時を迎えようとしています。



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七城メロン